事例紹介

棚在庫、現場在庫の管理

ソリューション EAST2
業種 その他サービス業 規模 1,000人以上
課題

車両のメンテナンスを行っている会社で、材料の貯蔵品管理を行っている。材料購入時は貯蔵品として計上し、出庫時にどの件名で使ったかを入力して、貯蔵品から原価への振替仕訳を起している。しかし運用実態として、現場の人たちは材料が必要となった都度、倉庫に取り入っているわけではなく、ある程度まとめて倉庫から材料を持出し作業現場にストックして使っている事が判明。そのため、出庫として倉庫から持ち出すタイミングではどの件名で使われるか分からないため、原価管理としての精度が低い。

解決

倉庫から持ち出したタイミングを出庫ではなく仮出庫とし、そのタイミングでは何をいくつ持ち出したかだけを入力し件名の入力は不要としました。加えて作業者にはタブレットを配布し、作業現場でのストックから実際に材料として使ったタイミングを本出庫として、件名を入力してもらう事にしました。原価への振替は本出庫品を対象とし、現場でのストック(仮出庫数)と倉庫の在庫数(棚在庫数)を把握できるようにしました。

この機能を追加したことにより、これまで棚卸時には現場ストック品をいったん倉庫に戻したうえで実施していたものが、現場と倉庫でそれぞれ棚卸を実施し、在庫数の確認ができるようになりました。